薄毛に必要な栄養素のひとつ
薄毛治療をされている方からよくいただくご質問があります。これを食べると薄毛が改善されるという「スーパーフードを教えてほしい。」
という質問になります。結論からお伝えしますと、ひとつの食材だけで薄毛が改善されるといったスーパーフードは今のところ発見されていません。
他の記事にも薄毛と栄養の情報を記載しておりますので、そちらもご参考ください。この記事では薄毛改善にも必要な栄養素のひとつのビタミンに着目していきます。
ビタミンの種類とは
ビタミンとは、みなさんの身近なところに多く含まれています。例えば、オレンジ、いちご、スイカ、ぶどうなどの果物類、小松菜、ホウレンソウ、人参などの野菜類、豚肉、鶏肉、サバ、マグロなどのお肉やお魚類など以外にも清涼飲料水、玉露、煎茶、などの飲み物に含まれているものなど身の回りには数多くあります。
みなさんの身の回りには多くのビタミンが存在していますが、多くの方がビタミン不足になっていることが多いです。
薄毛改善のために意識してビタミンを摂取するようにしましょう。
摂りたいビタミンB群
ビタミンBには種類があります。ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12,ビオチンなどがありそれらを総称でビタミンB群となります。 ビタミンB群は単体で摂るより、他のビタミンB類が必要であったりするので、ビタミンB群で摂取するようにしましょう。
ビタミンB群は、体のエネルギーを作る働き(代謝)があったり、タンパク質の合成の働き、皮膚を健やかに保つなどさまざまなところで必要とされるため、不足すると体の至る所で支障が生じてしまいます。
ビタミンB群が不足すると、脱毛が進行してしまったりタンパク質の合成が低下してしまったりと薄毛改善は難しくなります。
摂りたいビタミンC
ビタミンCが美容に良いのはご存知かもしれませんが、毛髪を作る際に必要なコラーゲンの生成にも欠かせないビタミンになります。
ビタミンCは頭皮や毛髪に欠かせないビタミンですが、特に喫煙される方は不足しがちになります。
たばこを1本吸うことでレモン1コ分のビタミンCが消費されてしまうので、喫煙者はビタミンCを積極的に摂る必要があります。
摂りたいビタミンD
ビタミンDは免疫力に関係する栄養素です。サプリメントで摂取できるD2、太陽光を浴びることで体内で生成されるD3の2種類があります。ビタミンDが不足すると免疫カが下がり、頭皮や皮膚のバリア機能の低下してしまいます。 すると頭皮表面での常在菌が増殖し炎症を起こしやすくなり、頭皮トラブルが起こりやすくなります。 頭皮環境の悪化は薄毛につながるため積極的に日光浴やサプリメントでの摂取を行いましょう。
摂りたいビタミンE
ビタミンEはあまり聞いたことがない方もいらっしゃいますが、抗酸化の作用があります。
さらに免疫機能も高め、薄毛改善で必要な血管拡張を促す作用や、血管内で血液が凝固するのを防ぐ作用があります。
ビタミンEの過剰摂取により慢性的な健康障害を持った方の死亡リスクが上昇したり、疾患や病気の薬と併用すると良くない作用を及ぼしたりする可能性があるため、過剰摂取には気をつけましょう。
薄毛改善にビタミンを摂取することは良いでしょう。普段の食事内容を少し意識することでビタミンは摂りやすくなっています。サプリメントに頼るのではなく、まずは普段の食事から見直していきましょう。