薄毛治療とトレーニングの関係性
薄毛治療をしながらもトレーニングを行っている方は多いのではないでしょうか?
そういった方が特に気にしていることをまとめてみました。トレーニングをすることで男性ホルモンの分泌が多くなることで薄毛が進行するのではないか?
トレーニングをしていると薬の効果がないのではないのか?薄毛治療の薬を飲んでいると、筋肉がつきにくいのでしょうか?トレーニングをしている人で薄毛が多いのは気のせいなのか、など薄毛治療とトレーニングの関係性についてみてみましょう。
トレーニングと男性ホルモンの関係性
トレーニングをすると薄毛になりやすいと聞いたことがある方がいるのではないでしょうか?もしくはトレーニングをしている人に薄毛が多いと思っている方もいるかもしれません。
薄毛には男性ホルモンが関係していますが、トレーニングをすることで必ずしも男性ホルモンの分泌が増えるわけではありません。男性ホルモンが分泌されやすいトレーニングがあり、それを日々行っている方は男性ホルモンの分泌が増え、薄毛にも少しながら関係してきます。
どのようなトレーニングで男性ホルモンが増えるのでしょうか?
男性ホルモンが分泌されやすいトレーニング内容は、ランニングや軽負荷のトレーニングでは男性ホルモンの分泌はあまり期待できません。
男性ホルモンの分泌を促すのであれば、重たい重量(高負荷)で回数を減らしたものを行うことです。軽い重量で20回30回ぐらいの回数ができるものであれば、男性ホルモンの分泌量としては下がります。
男性ホルモンの分泌を盛んにせず、体型維持や健康維持のためにトレーニングをされるのであれば、軽めの重量で回数を多めに行ったり、ランニングマシーンで全速力で走るのではなく、ジョギングや軽めのランニング程度であれば可能でしょう。
トレーニングと薄毛治療薬
高重量で高負荷のトレーニングをしている方の場合、男性ホルモンの分泌が盛んになりやすくなっています。
男性ホルモンは、男性らしいたくましい体や筋肉のついた体を目指すのであれば欠かせません。
そういった方が薄毛治療薬(プロペシア)を服用されていた場合どうなるかといったことですが、男性ホルモンと結合する5αリダクターゼの働きを抑制する薬の働きは変わりません。
しかし、トレーニングをすることにより男性ホルモンが過剰に分泌することで、男性ホルモンの総量が増加し薬による効果が少し弱まる可能性は否定できません。可能性があるというところで必ずというわけではありません。
薄毛治療をされている方
薄毛治療とトレーニングを同時にされている方は、トレーニングの内容にもよりますが男性ホルモンが薬の効果を妨げている可能性はゼロではないこと知っておきましょう。
健康維持や体型維持などが目的の方であればあまり問題はありませんが、今後も高重量高負荷のトレーニングを薬と並行でされていく方は医師に相談することをお勧めいたします。
場合によっては、種類の異なる服用薬であったり、外用薬を処方してくれる可能性があります。当クリニックでもご相談いただければ、そのうような対応も取らせていただいております。