薄毛の人にこれといった方法があるのでしょうか?
薄毛の悩みは人それぞれですが、薄毛の症状も人それぞれ、進行状態もそれぞれ、薄毛の原因もそれぞれ、そのため薄毛にはこれと決まったものがありません。まずは、その人の薄毛の原因を知ることが一番の解決策への近道となっています。
最近では、遺伝子の採取を行い遺伝子的に薄毛になりやすい人なのか、またどういった治療薬がその方に好ましいのかが高い確率でわかるようになってきました。少しだけ薄毛の遺伝子検査についてみてみましょう。
薄毛の遺伝子検査
薄毛の遺伝子検査を受けることによって、どのような薄毛治療薬がその人に合っているのか、DNAで薄毛になりやすい体質なのか、将来自分が薄毛になる確率が高いのかなどを知ることができます。
しかし、これは男性に限って行われているのがほとんどになります。この薄毛遺伝子は、男性型脱毛症になりやすいタイプなのかをチェックするもので、脱毛に関連する遺伝子AR(アンドロゲンレセプター)遺伝子の感受性の強さを検査するものになっています。さらにその人が男性型脱毛症AGAを発症しやすいのかがわかるだけでなく、遺伝子的に薬(フィナステリド)の効果があるのか、または効果が出にくい体質なのかも知ることができます。
女性と男性の薄毛治療の違い①
まず、薄毛治療の方法もさまざまありますが、ひとつは薬の違いです。男性は服用可能なものであっても女性には禁忌とされているものがあります。
それは、フィナステリドを含むプロペシアになります。それに類似するジェネリック薬も同じです。
女性が薬を服用しようとすると女性用のもの(パントガール)になります。服用する薬には違いがありますが、ミノキシジルを含んだリアップは、男性用のものと女性用のものが販売されているため外用薬であれば可能になっていたりします。
薄毛治療の違い②
次にお伝えすることが薄毛の方もすぐに髪が復活するということで、すぐにでも戻したいという方に支持されているのが「植毛」です。この植毛には、人口毛を植えつけるタイプと自毛を植え付けるタイプの2種類がありますが、どちらも男性や女性に関わらず受けることが可能になっております。
薄毛治療の違い③
近年、一部のクリニック、皮膚科、AGAに特化したクリニックでHARG療法(ハーグ療法)を採用している場所が増えてきています。このHARG療法も植毛と同様に男性と女性の両方が受けることができます。針やそれに類似したものでグロースファクターやビタミンなどを直接頭皮に注入する方法のため、性別を問わずできるものになっています。そのほかに血行促進や頭皮ケアによって発毛を促進させたり頭皮環境を改善するケアを行っている場所もあります。
これらは男性と女性で行える薄毛治療の種類の一例になります。この他にも各機関によって異なる方法が存在したり、本来であれば男性しか服用しない薬も機関によっては女性にも処方することがあるようなので、各医療機関で確かめるようにしましょう。